いまなす亭

住所・・・2626 South. King St Honolulu
電話・・・808−941−2626
営業時間・・・17:00〜23:30<日曜休み>

Imanasutei  English Explanation

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今を成す!

『人柄も味の内』

持て成しの心を知る

ご亭主の客への歓待振りは電話の応対から始まって顧客は和む心でその店に赴き着くことが出来る。だから華美では無く落ち着きの在る小奇麗な和の風情の感じられるこの店に一歩踏み込んだ時より既に客はまさに顧客としての居心地の良さの中に自分の居何処を見つけられる。こうした心の行き届いた店は昨今日本ですら稀有となってしまったことは悲しむべきことである。

ハワイでも 日本でも見受けられるが、何を勘違しての所作なのか知り得ぬがTV有名人の料理人の押し付けがましい横柄な客足らいが逆に売り物になったりもして、そんな店が馬鹿な自虐的な客で繁盛してしまう昨今の風潮のなか、もてなしの心遣いに徹しているこの店のご亭主の様は、異国に在ってさえ真の日本人のもてなしの作法の基本を知る意味に於いても一見の価値ありである。板職も無論その心遣いは云うまでも無く、従業員全てが明瞭闊達でもてなしの心に満ち満ちている店で 、 かの米国産日本流のお任せスタイルの『 笹舟 』とは対極に位置する店である。このご亭主在ってその従業員在りである。

店に入ると左手に寿司カウンターが在り、小気味の良い板職二人が顧客に小粋に声をかける。右手には木製の大きな天板の変形テーブル、そしてそのサイドの壁側に4人がけのテーブルが数卓配されており、更に一番奥手には座敷が在ってふたテーブルが個室感覚で位置している。賄いは束ねとしてか年長な婦人が落ち着いた趣を醸し、その他若い女性と男性が数名きびきびと立ち働き、テーブルが下げ忘れた食べ終わった皿で満ちたり、空の茶飲みのままで顧客が長い間待つことは無い。

客は7時まで好みの席に予約が入れられ、それ以降は到着順である。メニューは居酒屋風にアレンジしているものの割烹料理屋並みの風を呈し、 殊に厨房方のしっかり振りはさばの味噌煮に代表される折々の魚の煮付けや日替わりメニューに現れ、顧客を楽しませている。寿司方の作る酒のつまみも仕事の長けた品を味わえる。それに具沢山の鍋物は仕舞いの雑炊が絶品で、更にその格安な価格設定は顧客への利益の還元の観さえある。 忙しい時はご亭主自らが包丁を握るので顧客はその秘めたる腕を垣間見ることが出来る。己がその腕があるからこそ、その差配があるのかもしれない。

客はもてなしの心地良さと小奇麗な雰囲気の中できちんとした仕事の伺える料理に文字通りに舌鼓を打ち、暫し至福の時の流れに浸り得る。殆ど輸入に食材を頼るハワイだからと 、冷凍戻しの歯触りの無さは仕方がないと我慢しながら、生臭い刺身や食材に何の工夫の手も心も感じられない日本料理モドキを食すことにはならない店である。聞けばご亭主は剣道の達人と言う。古の武人が茶の湯を愛で、一期一会のもてなしの素養を積んだ如く、ご亭主のもてなしは侍の作法に叶った 折り目正しい温かな心遣いが感じられ、店を出てすら後味の余韻はその満足感が幸福な思いへと全身に膨らむ。『人柄も味の内』である。日本料理屋が数多立ち並び、更なる店が生まれつつある中、他店に興味本位で行った客もご亭主の店には郷愁すら感じて必ずや戻るものである。 正に『徳孤ならず』である。何時までもご健勝にとハワイの為にも祈りたくなる店である。

驚くほどに溢れんばかりの具沢山のちゃんこ鍋

鳥、海老、ホタテ、鮭、牛肉、豆腐、油下、椎茸、野菜、ETC

寿司方

菊池 学氏

氏は名は体を現すかの如く斯道に於いて生涯学生という直向きな姿勢を貫いている。

氏の創作する摘みは食への愛情と探究心の至玉、その冴えを堪能する至福を分かちたい。

彼の素早い"にぎり≠ヘ顧客の心を離さない!何と美しい"にぎり≠ネのであろうか!

盛り付けの皿と寿司ネタの色の取り合いが、マグロの芳醇さや、白身のネタの爽やかな涼感を強調し、

彼の繊細な感性と演出のセンスの良さと、そして何よりも顧客への温かい心遣いを感じさせる皿盛りである

見た目、香り、歯触り、舌触り、喉越し、味わいと、全てに調和の取れた素晴らしい寿司である

口の中に入れるとネタとシャリのバランスの良さが実に良くわかる

美味さだけを口中に伝え残して、ネタとシャリが同時にスーと喉の向こうに消えていく

口と胃に全く何の負担も違和感も無い、爽やかな上品で洗練された寿司である

赤み、中トロ、鰯、鯵の"にぎり≠フ一皿盛り

鰹の土佐造りのにぎり一皿盛り

爽やかなアオリ烏賊のにぎり一皿盛り

爽やかでまったりした平目の白身と縁側のにぎり、ポン酢添え一皿盛り

彼のお任せ御つまみは腕の冴えと心遣いの凝縮である

写真ではその良さが見えず至極残念である

美味な料理と心のこもった持て成しに身も心も満腹